漏電ブレーカーがついていないお住まいはご注意ください
1971年以前に建てられた住宅は漏電ブレーカーがついて<いない>ことが多い
漏電ブレーカーとは住宅内の配線や電気器具のどこかで漏電があると、すぐに感知し電気をすばやく止める安全装置です。
1971年(昭和46年)電気設備技術基準に漏電ブレーカーの設置が義務づけられました。この頃から、漏電ブレーカーを設置した住宅が普及し始めました。
つまり、1971年以前に建てられたお住まいは、漏電ブレーカーがついていない可能性が高いのです。
家を建ててから分電盤の交換を一度もしていない場合は、いつ漏電してもおかしくありません。
漏電ブレーカーがついていない分電盤の例
例えば、以下の分電盤は、漏電ブレーカーがついていません。
昭和50年(1975年)頃と思われます


漏電ブレーカーがついていないとどうなる?
漏電ブレーカーがついていないと、電気が本来の通り道を外れて、電気機器の金属ケースなどに漏れてしまいます(漏電)。
感電事故や火災の原因になります。
特に住宅が密集しているところでは、火元になってしまう恐れがあります。
漏電している電気機器に触れると、体の中を通って地面に電気が流れてしまう恐れがあり、これを「感電」と呼びます。
感電はとても危険で、家庭の電気でも場合によってはショック死することもあります。
分電盤の交換がおススメです
4年に一度、関東電気保安協会による電気の定期調査があります(東京電力管内)。そこで指摘を受け、分電盤を交換するお客さまが多くいらっしゃいます。
調査で、分電盤の交換を指摘された場合は、弊社にご相談ください。
また、分電盤の寿命は設置場所によりますが、おおよそ15年くらいです。
分電盤が故障すると、家に電気がきません。照明やコンセントのトラブルは、なんとか我慢することができますが、家に電気がこないことには、生活ができません。
工事は即日、というわけにはいきません。
お住まいごとに分電盤の種類が違うので現場調査でどの器具を使うか調べ、メーカーに発注、工事日の調整、という流れですので、指摘を受けたり、古い分電盤の場合は、早めの交換をおすすめします。