東山旧岸邸 50年以上前のおしゃれな電気設備も
新年早々、静岡県の東山湖に行きまして、社長は釣りを朝6時から午後4時まで。その間、私は待っているということで、近くの旧岸邸を見てきました。
こちら、首相を務めた岸信介の自邸として1969(昭和44)年に建てられたとのこと。
建築家・吉田五十八の晩年の作品であるこの邸宅は、施主・岸信介の生活に配慮しつつ、伝統的な数寄屋建築の美と、現代的な住まいとしての機能の両立を目指して設計されました。(東山旧岸邸より→)
なんと、わたくし、2026年最初の入場者となりました!非常に光栄です!
すでに朝6時には着いているので、開館時刻の10時には余裕ですので。
外観など





なんと贅沢なつくり!と見入りました。岸信介さんが普段座っていたソファーから見える庭の眺めは格別。ボランティアの方が窓を全部開けてくださいました。
照明






照明はすべて特注だそうです。我が家の照明はふちがない実用的なものばかり。こうして、贅を尽くしたものを見ると、手の込んだ良いものは、気持ちが豊かになると思いました。
電気設備
スイッチやコンセントは当時のものを使っているそうです。相当手入れしているんだろうな、と思います。
空調は、見えないように天井、廊下の壁など格子でおおわれていました。




家が大きいので、キッチンに宅内呼び出しがあり、呼び出した部屋が分かるようになっていました。今も使えます!
試しに食堂から呼んでくださいました。「ビー」と鳴って「食堂」のランプがつきました。
キッチンとお手伝いさんの部屋
この呼び出しがあるキッチンは当時の最先端の設備だったそうです。

この写真の後ろ側、つまり写真を撮っている私の背中側に、呼び出しがついています。
こちら⇩、住み込みのお手伝いさんの部屋。三畳ですが、ここに住んでもいい!と思えました。

御殿場は寒いけど富士山が最高
この日も晴れていたものの、かなりの寒さ。昭和40年代も相当寒かったのでは。岸信介の書斎は北向き。お客を通す居間は大きな窓を開けられるけれど、冷たい風は入ってくるはず。
セントラルヒーティングが部屋だけでなく廊下も張り巡らされていて、寒さ対策万全でした。(現在はエアコン)

スイッチはどこだ?
そうそう。
お茶をたてるための水屋が廊下の突き当りにあったのですが、ここはなぞなぞポイントです。

右下に照明があります。さて、スイッチはどこでしょう?

分かる?
戸棚の中に隠してあります。
スイッチが見えたらカッコ悪い、ということなんですね。こだわりは大切です。
説明をしてもらうのがおススメ
玄関からお手伝いさんの部屋、最後は写真NGの岸家の資料がある秘蔵の蔵まで、ボランティアのガイドさんが案内してくれました。
話を聞けたからこそ、面白かったし、いろいろなことを感じることができました。
質問にも親切に答えてくださいます。

ボランティアの方に「無患子(むくろじ)」をお土産にいただきました。皮をむくと黒い玉があり、羽根つきの羽の材料です。カーンと音がしますよね。あの黒い玉です。
岸邸のたくさんの樹木の中にある無患子の木。岸さんも拾っていたかも。


