ガスに戻りたいIHクッキングヒーターのユーザーさんへ試してほしい方法
IHに交換したけどガスに戻したい
IHクッキングヒーターは、ガスと調理の仕方が違うことが多いので、初めて使う時は戸惑うことがあります。
特に、「火が見えない」というのは大きな違和感を感じる要素で、慣れるまでに時間がかかります。
IHにしたけれど、ガスに戻したいと思っている人は、5人に1人いる、というデータもあります。
戸惑うことが多いので、料理が今までよりうまくできないと感じることもあるようです。
先日お会いした方は「炒め物がうまくできない」とおっしゃっていました。
実演を見たときはすごいと思ったけど…
「炒め物がうまくできない」とおっしゃった方は、購入前に、IHの実演を見てすごいと思ったそうです。
でも、家では同じようにならなかった。
せっかく夢を膨らませてIHを購入したのに、自分の家で再現できないのはショックです。
うまくできなかったのは、二つ原因があると考えます。
ひとつは実演を見た時から時間が空いてしまっているということです。
実演を見る→家で購入の検討をする→注文→工事
という手順を踏むと、自分で使うのは実演から1ヶ月、もしくはそれ以上経っているかもしれません。
使い方を忘れている部分があっても不思議ではありません。
また、二つ目の原因として、実演で見た機種と購入した機種が違っていることがあります。
機種が違うと、微妙に使い勝手も違ってきます。
良いと思って高い買い物をしたのに、満足できないのは、申し訳なくて家族にも言えないかもしれません。
もう一度説明書を見て下さい
もしIHを購入したことを後悔していたり、家族に申し訳ないという気持ちを持っているのなら、説明書を見ることをお勧めします。
IHを購入すると、説明書が必ずついています。そして、料理の作り方、レシピ集などもついています。
それらには、購入したIHが得意とする料理、上手く調理ができる方法などが載っています。
本屋さんで売られている料理本は、どんな人にも合うように書かれていますが、購入したIHについてきた説明書のレシピは、その機種が一番生きる料理や方法が書かれています。
ですので、もう一度説明書を見て、その通りに調理してみてください。
IHクッキングヒーターを数年前からご利用の方とお話をしていた時のこと。
IHで作ったかぼちゃの煮物、焼き物アシストのスパニッシュオムレツなどは、簡単でびっくりするほど美味しくなりますね!という話をしたら、
後日、購入時の説明書(多分レシピ集があるはず)を出してきて、パエリアとかグラタンを作ってみた、と報告してくださいました。
グラタンだけでなく、いろいろな料理が掲載されています。シンプルなものから凝ったものまで。
その中で、やってみたいなと思うひとつの料理をものは試しで作ってみてください。
教科書を読むように、説明書の通りの分量、時間、火加減を試してみてください。
今までの自分の方法と違うところがあると思います。ですが、その違いがIHの良さを引き出すコツだったりします。
ガスからIHにかえることは、今までの調理方法を全部覚え直すくらい変化を感じるのは無理もないことです。
でも、挑戦してみることで、美味しい料理を便利に楽しむことができます。
IHを購入後のサポートが必要
実演を見るだけは、自分のキッチンではないので、必ずしも同じようにできるとは限りません。
自分のキッチンにIHが入ってから、こんな風にやるとうまくできる、という実演サポートが必要だと思います。
特に、シニアの方はいずれはIHにしたいと思っていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
安全で楽しく便利に使うには、ちょっとしたコツと手間が必要です。
ご家族で協力して、まずは、説明書を読んでみてください。説明書を読み直すのは、「タダ」ですから。
「タダ」で今まで知らなかった新しい料理の世界が開けるとしたら、やってみるのもアリではないでしょうか?