「蛍光灯を取り替えるという作業は、未来につながる」阿岐本親分の言葉より
「任侠病院」が面白い
今野敏さんの「任侠シリーズ」ご存じですか?
ヤクザが出版社、病院、学校、銭湯など立て直していくという痛快小説です。
阿岐本組の親分が言うことが理にかなっていて、世の中が明るくなる。
そして、経営が軌道に乗っていく、ひとびとが生き生きとする
そんな元気になる小説です。
「任侠病院」の中に照明についての記述がありました。
これがまた、いいこと言ってます。
新しい明かりは明るい未来を願うこと
経営が傾いている病院をどうしたらいいか策を練るのですが、その中のひとつが
蛍光灯を取り換えること、と組員たちに指示をします。
しかし、患者がいないところで交換してくれ、と病院側は要求します。
作業している人間がヤクザなので、患者から見られたくないという病院側の思惑です。
それを聞いた阿岐本親分の言葉です。
「蛍光灯を取り換えるという作業は、未来につながるんだよ」(中略)
「新しい明かりに取り替えるってことはさ、そのまんま明るい未来を願うってことなんだよ。それを患者さんの目の前でやって差し上げることが大切なんじゃねえのかい?」
今野敏「任侠病院」中公文庫より
明かりが明るい未来を願う。
まさにそうだよな~と。
明るい未来に「交換」する場面を見た患者は、「この病院は変わろうとしている」と感じるはずです。
暗い公共施設が多い
節電のため照明を間引きしている時代がありました。東日本大震災の後の頃だと思います。
その名残なのか、当社の近くの公共施設では、間引き照明が多く見られます。
とても暗いです。
手続きに行くのが憂鬱です。
トイレなどは怖いです。
市民が利用する施設が暗くては、いくら政治家がいいことを言っても
市民は明るい未来を感じることはできません。
この市は、変わらないんだな、暗いままだな、そんな風に感じても仕方ないのではないでしょうか?
昼休みの照明オフは従業員のやる気を下げる
職場で昼休みになると照明をオフにする習慣がありませんか?
暗闇でお弁当を食べる辛さを訴える投稿も見られます。
やはり、東日本大震災後の節電が必要だった頃の投稿が多いです。
精神科医もうつの危険あり、と警告しています。
「蛍光灯の間引きで気分ドンヨリ」 警戒したいオフィスの「節電うつ」→
現在、オフィスの照明は、LEDに交換することで節電効果が大きく期待されます。
阿岐本親分の時代は「蛍光灯」でしたが、現在、蛍光灯は製造されていません。
トイレなどは死んだ後でも交換不要なくらい長持ちです。
※いわ電調べによる計算↓↓
明るい照明で元気に過ごそう
阿岐本親分は照明の交換を始め、簡単な意識改革でつぶれかけた病院を立て直しました。
明るい照明に交換して、明るい未来を願おうではありませんか!
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